Poemes / 吉川逸治. 扉絵 ピエールスーラージュPierre Soulages
スーラージュと日本の繋がりを感じる詩集。
昨年惜しくも逝去してしまったフランス人画家ピエール・スーラージュ。ペロタン東京のギャラリーがオープンする際の記念すべき展覧会がスーラージュの個展でした。というのも、日本と繋がりをもつアーティストだったからです。
美術史学者、吉川逸治と50年代のパリで交流をすようになり、二人の友情はその後スーラージュが日本を旅行した際も続き、2002に吉川が他界するまで強い絆で結ばれていました。
本書『Poème 』はスーラージュの未発表作品(クルミ塗料、1948年)が扉絵として収録されています。生前友人であった吉川の詩集のためにスーラージュ自ら選んだそうですが、本書の完成をこの世を去りました。計らずも二人に捧げる一冊となりましたが、人と文化の繋がりを次の世代へと伝える一冊になっています。
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部数：500部
エディションナンバー入り
